食材をまとめ買いすることにはいろいろメリットがあります。出かける回数を減らせるので、労力と時間の節約につながるのは大きな利点でしょう。
そのぶん一度に買う量が増えるため、まとまった量を運ぶ手段があることが前提になります。都市部などで車がない場合などは、一度に運べる量にも限りがあるでしょう。その場合は、むしろ会社帰りなどにまめにスーパーに寄って少量ずつ買い物する方が現実的かもしれません。
この記事では、運ぶ手段があることを前提に、食材をまとめ買いするときのポイントなどについてまとめます!ぜひ参考にしてみてください。
食材をまとめ買いするときの方針2つ
食材をまとめ買いする場合、切っても切れないのが献立決めの方針です。具体的には次の2パターンがあります。
- 献立をまとめて決めてしまい、それに基づいて買う(献立が先)
- 使い回しの利く食材をストックしておいて、つど献立を決める(食材が先)
多くの記事では1つめの「献立が先」パターンを前提にしていますが、「食材が先」パターンでもまとめ買いはできます。というか管理人はそちらのタイプです。というわけで、それぞれのメリット・デメリットについて解説します。
献立を先に決めるメリット・デメリット
献立を先に決めて買い物をする場合のメリットとしては、次の2点が挙げられます。
- 食材のムダが少ない
- 時短につなげやすい
作るものが決まっているので使う食材の種類と量も決まります。そのため、食材をムダなく使い切りやすくなり、ロスが出にくくお金の節約にもなります。また作るものが決まっていれば調理で迷うこともなく時短に。まとめられる下ごしらえがあればまとめて済ませてしまうことで、それもまた時短につながります。日々献立を決めるのに悩む時間もなくなります(もしかしたらこれが一番のメリットかも…)。
逆にデメリットは次の点です。
- 臨機応変な対応ができなくなる
急な事情で帰りが遅くなって調理する時間がない、食材を大量にいただいて早く使いたいなど、想定外のことが起こったときはちょっと面倒です。
ストック食材に合わせて献立を決めるメリット・デメリット
逆に、今あるストックに合わせて献立を決める「食材が先」パターンのメリットは次の点です。
- 融通を利かせやすい
献立が先の場合とは逆で、急な事情やいただきものにも対応しやすくなります。また「今日は寒いからあったかいもの食べたいなー」とか、ちょっと立ち寄ったスーパーで激安食材を見つけたといったときにも、さほど無理なく対応できます。管理人はその日の気分で食べるものを決めたいので、融通の利く食材先パターン派です。
デメリットは次の点です。
- 賞味期限・「先入れ先出し」などの管理が必要
ストックしてある食材の賞味期限や買った順番(=どの食材が古いか)を把握しておき、それに応じて献立を決めなくてはなりません。飲食店の「先入れ・先出し(先に仕入れた食材から先にお客さんに出すこと)」ですね。きちんと管理しないと食材のロスにつながります。
まとめ買いのポイント
「献立が先」「食材が先」どちらの場合も、次の点を考えて「何をどのぐらい買うか」を決める必要があります。
- 保存方法と保管場所
- 賞味期限や鮮度管理
- 金額
- 主役食材・脇役食材
- 何食分必要なのか
- 店から家への持ち運び
それぞれについて解説します。
保存方法と保管場所
保存方法というのは、主に保存の温度ですね。冷蔵・冷凍・常温の3つ、要は冷蔵庫・冷凍庫を使うか使わないかということです。冷蔵保存しなければならない食材は、冷蔵庫に入りきらないほど買えませんよね。当たり前ですが。スペースに収まる分までしか一度に買えません。もちろん冷凍庫についても同様です。
賞味期限や鮮度管理
また保存方法にも一部かかわりますが、賞味期限や鮮度管理も考慮する必要があります。たとえば肉や魚は、冷蔵庫に入れておいても1週間は持たないでしょう。となると冷凍しなくてはならないということになります。
また適切に保存していても、そもそも日持ちしない食材もあります。たとえば厚揚げは一般に賞味期限が3~4日程度です。とするとそれまでに使ってしまう必要があります。野菜も、傷みやすい葉物などは早めに使った方がよいということになります。
保存できる期間は、後で述べる献立決めにも関わるポイントです。
金額
さらに(まとめ買いに限らないのですが)食材の金額面・価格も考慮しなくてはなりません。同じものなら安く買いたいと思うのは人情でしょう。食材の価格はタイミングで決まります。買い物のタイミングは大きく3つ。時期・曜日など・時間帯です。
「時期」とは、要は旬のことです。とくに野菜がかかわります。旬の食材は安く買えます。季節外れの食材は一般に高いです。夏野菜を使った料理は、冬に作るより夏に作る方が金額・栄養どちらの面からもおすすめです。もちろん春・秋・冬にも同じことが言えます。
「曜日など」は、セールなどのタイミングです。これはどんな食材にも当てはまります。「〇曜日は卵の特売日」とか「5の付く日は魚が安い」とか、スーパーごとにいろいろありますよね。買い物に行く時間を作れる範囲でということにはなりますが、安いときに合わせて買い物に行くとオトクです。
さらに時間帯が関係してくることもあります。タイムセールとかおつとめ品とかです。タイムセールはお店によって時間帯が違うでしょう(もちろんやっていない可能性もあります)。おつとめ品は、一般に夕方~夜に増えます。おつとめ品はとくに肉や魚がかかわってきますね。遅いほど大きく割引になりますが、売り切れるリスクも高まるのでタイミングに悩みますよね…笑。
主役食材・脇役食材
そして、とくに食材が先パターンの場合に意識してほしいのが「主役食材」「脇役食材」の違いです。以前こちらの記事でまとめたのですが、
管理人は、肉や魚・キャベツ・大根など、おかずのメインになる食材を主役食材、ねぎやにんじんなどメインというよりサブで使う食材を脇役食材と呼んでいます。献立を決めずに食材をストックする場合は、この主役食材・脇役食材のバランスを整える必要があります。
たとえばレタスやきゅうりはサラダ以外には使いにくい食材です。つまり主菜・副菜・汁物には使えません。たくさんあっても使い方が限られるということになります。ストックする食材は、「メインディッシュになるかどうか」「サラダになるかどうか」など、使うときをイメージしてバランスよく取り揃える必要があります。
個人的には、主役食材はある程度ローテーション、脇役食材は欠かさないという方針でストックしています。たとえば先週主役食材としてキャベツと大根・じゃがいもを買ったのなら、今週はもやしとかぶ・かぼちゃ。そして玉ねぎ・にんじんは脇役食材としていつも常備、みたいなイメージです。ローテーションさせると旬の食材に入れ替わっていきますし、ワンパターンもある程度防げます。
何食分必要なのか
あと当たり前と言えば当たり前なのですが、朝昼晩のどの食事を何人分家で作るのか決めなくてはなりません。家で作る事が多い夕食のほか、朝食や昼食・弁当の分は必要かどうかも考える必要があります。
たとえば朝食は毎日トーストと目玉焼きとスープ、というのであればその分も買っておく必要があります。あるいは朝食や弁当も夕食と同じように作るなら、献立計画に入れたりその消費量も考慮したりする必要があります。これについては、家庭によっていろいろなパターンがあると思います。
店から家への持ち運び
最後に一応再確認ですが、せっかく買っても持ち帰れないなどということのないように運搬手段も確保しておかなくてはなりません。車があれば問題ないでしょうが、歩きや自転車なら一度に持ち運べる量はおのずと決まってきます。
朝や昼の分と同じく、何人家族か、さらには細かいこと言ったら大食か小食かでも必要な食材の量は変わります。自分の家庭のケースに合わせましょう。
「献立が先」の場合の献立決めの順序
1週間分(に限らず数日分)まとめて献立を立てる場合、以下の順番で決めていくとラクです。
- 1日目の主菜を決め、2日目・3日目…と主菜を決めていく
- 主菜に使う食材をイメージしながら、副菜を決めていく
主菜を決めていくと、それをとっかかりにしていろいろ決めやすくなります。
上記の順序を前提に、次の決め方のポイントを確認していきましょう。
「献立が先」の場合の献立決めのポイント
献立をまとめて決めていく際は次の点に注意しましょう。
- 同じ主役食材が連続するのを避ける
- メインの料理に応じて副菜などを組み合わせる
- 在庫のある食材・賞味期限が短い食材・傷みやすい食材から使う
しかしすべてきっちり守る必要はありません。やってられなくなります笑。なので可能な範囲でOKです。続けることの方が大切。気張らずやりましょう。
あとまとめての場合ではありませんが、こちらの記事でも献立の決め方をまとめています。参考にしてみてください。
献立の組み立て方|使う食材の決め方と楽しくいただくためのポイント
あとこちらも参考になるかもです。
それでは、上記の注意点について1つずつ見ていきます。
同じ主役食材が連続するのを避ける
献立を組み立てていくときは、同じ主役食材が毎日続くようなことは避けましょう。1日目の主菜を決めたら、次の日は違う食材を使った主菜を考えます。
肉と魚を交互にしたり、同じ肉でも鶏肉・豚肉・牛肉をローテーションしたり…。栄養が偏ることや食べ飽きてしまうことを避けられます。自然に選択肢が狭まって決めやすくもなります。野菜やほかの食材も同様で、キャベツ料理が続くなどということは可能な範囲で避けましょう。
ただですね、脇役食材まで完全にずらし続けることはできないです。あと旬の安くて美味しい食材を使おうと思うと、主役食材が多少連続してしまうこともあります。あまり気にしすぎることはありません。旬の食材は季節ごとに入れ替わっていきます。その季節ならではの楽しみなので、素直に美味しくいただきましょう。
あとたとえば、「和食の次の日は洋食か中華」みたいにジャンルの連続を避けるのもおすすめです。栄養面はあまり関係ありませんが、自然とバラエティが豊かになります。
メインの料理に応じて副菜などを組み合わせる
とっかかりとして主菜が決まっていると、ほかを決めるのもラクです。主菜が決まるとその日の副菜や汁物もイメージしやすくなるからです。「主菜に葉物野菜を使うから副菜は根菜」などのように、食材の傾向が被らないように決めていきましょう。
このとき、1週間の副菜や汁物に食材を割り振るような感覚で組み合わせを決めていきましょう。こうして割り振っていくことが食材のムダをなくす秘訣です。逆に使い切らない食材があるとロスになってしまう可能性があります。
在庫のある食材・賞味期限が短い食材・傷みやすい食材から使う
さらにこれからまとめ買いする食材のことを考えるだけでなく、今残っている食材を先に使い切るように決めましょう。長期保存できる食材はともかく、葉物などあまり日持ちしない食材は先に。「先入れ・先出し」です。
また買ってくる食材も、賞味期限が短い食材や傷みやすい食材は先に使うように献立を決めましょう。たとえば、先に例として挙げた厚揚げは一般に賞味期限が3~4日です。よってその間に使ってしまわなくてはなりません。
「献立が先」の場合の献立と食材のリスト例
では、「献立が先」の場合の献立の例と買うべき食材のリスト例をご紹介しましょう。
まず1週間&夕食を決める場合の献立の例です。家庭によっていろいろ事情は違うはずなので、あくまでイメージとお考えください。
【月曜日】
- にらもやし炒め(にら・もやし・にんじん・豚小間)
- ほうれん草とちくわの煮物(ほうれん草・ちくわ・玉ねぎ)
- キャベツの味噌汁(キャベツ・油揚げ・ねぎ)
【火曜日】
- 鮭のちゃんちゃん焼き(鮭・キャベツ・にんじん・しめじ)
- 大根とツナのサラダ(大根・ツナ)
- もやしの味噌汁(もやし・油揚げ・ねぎ)
【水曜日】
- 麻婆豆腐(豆腐・豚ひき肉・ねぎ)
- トマトと卵の中華炒め(トマト・卵)
- わかめと大根のスープ(乾燥わかめ・大根・ねぎ)
【木曜日】
- ぶりの照り焼き(ぶり)
- 大根の煮物(大根・にんじん・玉ねぎ)
- 小松菜の味噌汁(小松菜・油揚げ・ねぎ)
【金曜日】
- ホワイトシチュー(鶏肉・にんじん・玉ねぎ・じゃがいも・ブロッコリー)
- トマトとキャベツのサラダ(トマト・キャベツ)
【土曜日】
- にらの卵とじ(にら・卵・豚小間)
- ポテトサラダ(じゃがいも・ミックスベジタブル)
- 大根の味噌汁(大根・油揚げ・ねぎ)
【日曜日】
- チキンカレー(鶏肉・じゃがいも・にんじん・玉ねぎ)
- キャベツとブロッコリーのサラダ(キャベツ・ブロッコリー)
以下は、上記1週間分の献立に必要となる食材とその量の目安です。4人分を想定しています。2人なら下記の半分ずつということになります。ただし繰り返しになりますが、食べる量は個人差もあるのであくまで目安です。ご了承ください。
- にら…1束(月・土)
- もやし…2袋(月・火)
- にんじん…2本(月・火・木・金・日)
- 豚小間…500g(月・土)
- ほうれん草…1束(月)
- ちくわ…1袋(月)
- 玉ねぎ…中8個(月・木・金・日)
- キャベツ…1個(月・火・金・日)
- 油揚げ…4枚(月・火・木・土)
- ねぎ…2本(月・火・水・木・土)
- 鮭…4切れ(火)
- しめじ…1パック(火)
- 大根…1本(火・水・木・金)
- ツナ…1缶(火)
- 豆腐…2パック(水)
- 豚ひき肉…150g(水)
- トマト…3個(水・金)
- 卵…8個(水・土)
- ぶり…4切れ(木)
- 小松菜…小1袋(木)
- 鶏肉…500g(金・日)
- じゃがいも…1.5袋(金・土・日)
- ブロッコリー…1個(金・日)
さらに乾物・冷凍食品のストックとして、
- 乾燥わかめ
- ミックスベジタブル
があるという前提になっています(もちろんなければ買ってもいいのですが)。
まとめ買いする食材では、おそらく卵とじゃがいもが少し残るのでは?と思います。卵は10個1パックが多いですし、じゃがいもも0.5袋ぐらい余る計算です。あとねぎやにんじん・油揚げも、バラ売りを買うのでなければ余りが出るかもしれません(油揚げのバラ売りなんてないか…。豆腐屋さんならあるかもですが)。
そういう残った食材は、次の週の早めに使い切るということになります。まあ卵・じゃがいも・ねぎの場合なら、いずれも長持ちするので慌てる必要はなさそうですが。あと油揚げもうちの場合は冷凍保存しているので、あんまり期限は気にしていません。
「食材が先」のストック向きの食材とは
さて、では次に2つめの方針「食材が先」パターンの「使い回しの利く食材をストックしておいて、つど献立を決める」場合について解説します。
献立を決めずに食材をストックしておく場合は、使い回しの利く食材を選ぶ必要があります。具体的には次のような特徴のある食材がストック用としておすすめです。
- いろいろな調理法・ジャンルで使える
- 長期保存できる
- 下ごしらえが少なくて済む
- ちょい足しすると使い道が広がる
上記を満たす食材を、主役食材・脇役食材のバランスを考えながら買い置きします。献立を決めずにストックする場合は、想定外のときの対応力を高めてくれるような食材もあるといろいろ役立ちます。
では、1つずつ見ていきましょう。
いろいろな調理法・ジャンルで使える
まずストック向けの食材としては、いろいろな調理法・ジャンルで使える食材が挙げられます。主役食材・脇役食材ともかかわるのですが、加熱しても生でも食べられる食材はあると便利です。たとえばキャベツや大根、かぶなどです。
これらは主菜にもなればサラダにもなります。つまりどっちにも使えるのでいろいろ融通が利いてお役立ちだと言えます。
あと同じ加熱でも、焼く・炒める・煮る・茹でる・揚げるなど加熱方法を選ばない食材も味方になります。肉や魚、厚揚げ・なす・ほうれん草などですね。
また和洋中・エスニックなど、料理のジャンルを選ばない食材も使い勝手がよいです。肉・魚はもちろん、きのこ類とかキャベツ、もやしなどでしょうか。
長期保存できる
また長期保存できる食材もストックするのが楽です。とくに常温で長期保存できるといざというとき助かります。芋類や根菜(大根・にんじん)・かぼちゃ・玉ねぎなどが該当します。意外に役立つのがこんにゃくとか春雨。ひじきや切り干し大根のような乾物、豆類やトマトの水煮などの缶詰もあるといざというとき助かります。
あと主食でもパスタやうどんなど乾麺をストックしておくと安心です。(量にもよりますが)米を炊くより早く作れて、時間がないときに活躍します。レトルトのパスタソースもストックしておくと、お湯を沸かす時間+パスタの茹で時間で1食作れます。
下ごしらえが少なくて済む
さらに、どちらかというと時短の効果があるという理由の方が大きいですが、下ごしらえが少なくて済む食材も役立ちます。「下ごしらえ」とはたとえば次のようなことです。
- 皮を剥く
- 切る・刻む
- アクを取る
- 筋を取る
- 下ゆでなど加熱する
もやしは洗うだけですぐ使えます。レタスも洗ったらちぎるだけで使えます。豆腐も切るだけでOK。卵も割るだけ。魚も下ごしらえなく加熱したらすぐ食べられます。
1食の中に、そういうすぐ使える食材を組み込むことで日々の料理がラクになります。あと帰りが遅くなってしまったときの頼もしい味方です。
ちょい足しすると使い道が広がる
そのほか、ほかの食材にちょい足しすると使い道を広げてくれる食材もあると便利です。完全に脇役の食材となりますが。
たとえば塩昆布。白菜やきゅうりなどにちょい足しすると、それだけで和え物になります。するめそうめんも同じですね。あと食材っぽくはありませんが、クリームシチューやシチューのルウをストックしておくと調味料代わりに使えます。これらもまた対応力を高めてくれる食材です。
冷凍保存するときのポイント
冷凍保存は食材のストックに欠かせない方法ですが、いくつかポイントがあります。これは献立が先パターンでも食材が先パターンでも共通です。最後に、冷凍保存のポイントについてまとめます。
- 小分けにする
- 場所を取らない工夫をする
- 内容物がすぐ見えるようにする
- 下ごしらえしておく
- できるだけ短時間で冷凍する工夫をする
1つずつ見ていきましょう。
小分けにする
まず大基本ですが、冷凍するときは使いやすいようにあらかじめ小分けにしておきます。管理人は、すでに述べたように食材先パターンです。肉は割安なお徳用サイズのものを買いますが、1回に使う量がだいたい決まっているのでその量に分けてから冷凍します。
たとえばひき肉はこんな感じ。
(撮影用にラップを外しています)
1回に使う分の固まりに分けています。
鶏肉はフリーザーバッグに1枚ずつ入れたりラップに包んだりして冷凍しています。
これは肉に限りません。玉ねぎのみじん切りなどは、
- 小分けしてラップに包んでからフリーザーバッグへ
- フリーザーバッグに直接薄く広げて入れたら空気を抜いて口を密封、上から筋を入れる
などして冷凍するのがおすすめ。下の方法は、凍ってから筋のところで必要な分だけ使うことができます。筋は入れなくても、少なくとも薄くさえしておけばチョコレートのように使いたい分だけ折って使うこともできます。
↑ちょっと曇っていて分かりにくいんですけど、真ん中で分けて凍らせてあります。まあみじん切りは結構中でパラパラした感じになるので、写真のようにしなくても割と使いたい分だけ使うことができますが。
小分けにすると調理の効率がアップします。逆に小分けにしていないと、全体を解凍して使わなかった分はまた冷凍、を繰り返すことに。これは衛生上問題になります。
使い勝手と衛生面から、必要な分だけ解凍できるようにしておくことが大切です。
場所を取らないよう工夫をする
また場所を取らないような工夫をすることも大切です。冷凍庫はスペースが限られているからです。肉や魚はトレイから出して、ラップに包んだりフリーザーバッグに移し替えたりしましょう。このとき、ラップやフリーザーバッグは薄く伸ばします。場所を取らないだけでなく、短時間で冷凍できるというメリットもあります。
内容物がすぐ見えるようにする
また、内容物が何かわかるように冷凍するのも料理の効率アップに役立ちます。これは冷凍に限りませんが。。。フリーザーバッグに何が入っているか書いておく、包装をそのまま使う場合は商品名が見えるように入れるなど。とくに輪ゴムを使う場合などは注意しましょう。
「よく見ればわかる」よりも「直感的に・一目でわかる」状態を目指しましょう。
下ごしらえしておく
野菜などは下ごしらえをしてから冷凍するとさっと使えて便利です。カットやみじん切り、ほうれん草や小松菜・ブロッコリーの下ゆでなど。
とくに献立が先パターンの場合、可能なときは下ごしらえをまとめてやってしまうとさらに効率アップできます。カットや下ゆではもちろん、玉ねぎのみじん切り炒めなどもそうですね。
できるだけ短時間で冷凍する工夫をする
できるだけ短時間で冷凍する工夫をしましょう。とくに野菜は、冷凍に時間がかかると解凍したとき水っぽくなったり食感が悪くなったりしがちです。それを避けるのに役立ちます。具体的には次のような点が挙げられます。
- 余分な水気は取っておく
- 冷気が当たりやすいよう、袋に入れて平たく伸ばす
そのほか加熱したものを冷凍する場合は、粗熱を取ってから冷凍庫に入れましょう。ちなみに、短時間で粗熱を取るにはうちわであおぐのが最強だと管理人は思っています。
まとめ
まとめ買いは家事の効率化・時短に大きく役立ちます。この記事でまとめたポイントを参考に、取り入れられることを試してみてよりラクな家事ライフを目指してください。
「週1の買い物も負担で、できれば行きたくない」という方には食材の宅配を利用するのがおすすめです。最近は満足できるサービスもたくさんあるので、検討してみてはいかがでしょうか。
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