掃除機をかけるのって、道具でやれるし比較的やりやすい家事の1つではないでしょうか。ただやったものの「ちゃんとキレイになってない」などなどダメ出しが出ることも汗。しかしどこがなぜダメなのかよくわからない…そんなことはないでしょうか。
この記事では、掃除機のかけ方の基本をまとめます。自分のやり方にまずいところがなかったか確認してみてください。「文句言われるからやらない」だと永遠に家事のシェアはできません。新入社員が不慣れながらも仕事を覚えていくように、家事ビギナーの男性も少しずつ家事を覚えていきましょう!
かけ方の基本
かけ方の基本を、ヘッドの動かし方とそのほかのポイントに分けて解説します。
ヘッドの動かし方
ヘッドを動かすときは「水平・一定・ゆっくり」が基本です。あ、ヘッドというのは掃除機を吸い込む口になっているパーツのことです。基本はT字型になっています。では、水平・一定・ゆっくりについて解説しますね。
しっかりほこりやゴミを吸い取るためには、ヘッドを床に密着させること、すなわち床に水平にすることが大切です。そのために掃除機は、背筋を伸ばして軽く持ちます。そうすることで、掃除機のヘッド部分を床に密着させられるからです。腰を曲げるとヘッドが浮いて吸引力が落ちることがあります。イメージは、ヘッドは床に水平・持ち手のパイプ部分は立てる(=垂直に近づける)感じです。机の下とかは仕方ありませんが…。
ヘッドの移動は、前に押したら同じところを手前に引くようにして往復させます。スピードは一定してゆっくりをキープ。押すときより引くときに吸引する仕組みになっているので、引くときはとくに意識しましょう。管理人は比べたことがありませんが、ゆっくりやると吸い取れるほこりの量が違うそうです。
前後させる長さはやりやすいぐらいで、一定に。あまり長いとやりにくいですし、短くてもせわしなくなります。0.5~1mぐらいでしょうか。でも身長とかいろいろな要素にもよるので、やりやすさ優先で。
なお吸引する口があるのはヘッド中央です。つまり中央はよく吸い取れるのですが、ヘッドの両脇は吸引力が落ちます。ですので一度前後させたら、次の前後は先にかけたところとヘッドの1/3ぐらい重なるようにしてかけましょう。
そのほかのポイント
掃除機は、部屋の入口・手前から奥に向かってかけていきます。その方が余計なほこりを立てずに済むからです。
あと絶対必要なのが、ゴミを目視しながらかけること。かける前の場所はもちろんですが、かけた後に残っていないかも目でチェックしながらやりましょう。それだけでパートナーさんのダメ出しがぐんと減るはずです。
また部屋の隅・角はほこりが溜まりやすいので、とくに念入りにかけます。2方向からかけたり、ヘッドをT字から細いタイプに交換したりしましょう。
こんな感じです。
あと、移動させたものはもとの場所・状態に戻しましょう。おそらくその辺も見られています笑。
床の種類別掃除機のかけ方
では、次に床の種類別にかけ方を解説します。
- フローリング
- 畳
- 絨毯
順に見ていきましょう!
掃除機のかけ方|フローリング
フローリングは床材のつなぎ目の溝にほこりが溜まりやすいので、(長い方の)溝の方向にかけていきましょう。フローリング調のクッションフロアも同様です。
またフローリングの場合は、床に水気が垂れているときは拭いてからかけましょう。観葉植物などを置いている場合など、水やりのあと水がこぼれていることがあります。掃除機は水は吸えないのでご注意を。
掃除機のかけ方|畳
畳も目に沿ってかけましょう。その方が吸い取りやすいからです。
また畳と畳の間や、障子・ふすまの敷居もほこりが溜まりやすいポイントです。そういったところはヘッドを細いタイプに交換してかけましょう…時間があれば。
そこまでやれないという皆さんは、せめて吸引力の強いヘッド中央が通るようにゆっくり何度もかけましょう。
掃除機のかけ方|絨毯
絨毯は、一定方向でかけたら次に直角の方向からかけましょう。絨毯は毛足の根本にほこりやゴミが溜まりやすいので、一方向からだけだとキレイに取れないからです。
なお毛足の長さなどにもよりますが、ラグとかキッチンマットなど形が細長かったりサイズが小さかったりするとかけにくいんですよね汗。
ヘッドがラグやマット自体を吸い込んで動かなくなってしまい、ヘッドを往復させるのが難しい場合もあります。
それはもうやむなしです。毛足が長いほどほこりも溜まりやすいので、腹をくくって電源をオン/オフしながらゆっくりかけましょう。
掃除機をかける前に
ここからは、掃除機をかける前にあらかじめ知っておいて損はないことについて軽く触れておきますね。
どのぐらいの頻度でかけるか
これは家庭ごとのルールでいいです。以上!…と言いたいところですが、一応目安を。1週間に1回ぐらいでしょうか。
ただし本当にそれぞれの家庭の事情や価値観によると思います。塵ひとつ落ちていない状態だけが合格という家もあれば、うちの嫁さんも別に気にしてないっすけどね、という家もあるでしょう。あとたとえば家族にハウスダストのアレルギーがあれば、頻繁にやった方がよいでしょうし。逆にほとんど家にいないならたまにでいいでしょうし。
これまた「できれば3~4日に1回、最低でも1週間に1回!」みたいな意見も見かけますが…。3~4日に1回って、平日だよ?と管理人は思います。専業主婦/主夫で家事専門にやれる、時間の融通ならどうにでもなるとかでもない限り、なかなか難しいですよね。
家事すべてに言えることですが、「ベストのやり方でなければやっても意味がない」なんてことは決してありません!!厳しすぎてやれなくなるぐらいなら、ほどほどで続ける方がよいです。パートナーさんがキレイ好きの場合は、共同生活の落としどころとして少し基準を緩めてもらうよう交渉してみてもよいのではないでしょうか。
いつかけるか
掃除機をかけるのは朝がいいと言われています。人が活動していると、どうしてもほこりは舞い上がります。逆に人の動きがないとほこりは床に落ちていきます。舞っていたほこりは、皆が寝ている夜の間に床に落ちてきます。それをまとめて吸い取れる朝がいいのだと。
しかしぶっちゃけたところ、それも理想論です。管理人は、いつでもいいと思います。だって休日ならまだしも、平日朝に掃除やってる時間なんてあります?子どもの送り出しやら自分が出かける準備やら、正直なところ朝にそういう余裕がある人はあまりいないと思います。休日だって、休日だからこそゆっくり寝ていたくないですか??
どの時間帯だって、やらないよりマシです。やっぱりベストの呪縛にとらわれる必要はありません。自分や家族の都合のよい時間にかけましょう。
ちょっとした事前準備など
ただ、わざわざほこりを舞い上がらせるようなことはしない方がよいのは当然ではあります。掃除の前は空気の動きを作る行為はやめましょう。窓を開けたり…あと何でしょう、走り回ったりとかですかね笑。掃除の最中も同様です。換気するなら掃除の後で。
あと、床に置きっぱなしのものがあれば片付けておきましょう。家具の類は仕方ありませんが、できるだけ床にモノが少ない状態の方がこれまた当然ながらやりやすいです。ローテーブルを使っている場合、とくに子どもはゴミ以外のものを床に直置きしていることもあります。それが小さいものだと、場合によってはゴミと誤認して吸ってしまうことも。念のため注意しましょう。
そしてコンセントを使う場合は「いかにコンセントの差し替え回数を減らすか?」を考えると、微妙にラクになるかもしれません。移動しながら掃除機をかけていくとき、あとちょっとで届かないとかなるとちょっと悔しくないですか笑?気にならないならいいのですが、かける範囲のどこにコンセントがあるか思い出しつつ、どこに刺してどこまでかけるか、移動したらどこに刺してどこまでかけるかをイメージしましょう。
普段のほこり対策
ほこりはほとんどが布や紙などの繊維です。洋服やじゅうたん・ソファ・クッション、ティッシュペーパーや新聞紙などの繊維がほこりの原因です。つまりそういった布や紙を減らすと、ほこりも減らすことができます。布製のものは出しっぱなしにしない、クッションなどは使わないなどの工夫が考えられます。
また掃除機をかける余裕がなくても、フロアモップやフローリングワイパーなどでちょいちょい掃除するという方法もあります。強者の中には、廊下の端にワイパーを置いておいて、廊下を行き来するときについでに拭くという人も。それは手間を増やさずマメにほこりを取る名案ですよね。
まとめ
掃除機は機械でできますし、大きな失敗のない家事の1つです。水平・一定・ゆっくりと、後は目でチェックしながらかけましょう。それだけでキレイさがアップするはずですよ!
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