コンロの掃除はふだん布巾で拭く+たまにスポンジ&中性洗剤、というパターンだった管理人。しかしバーナーリングのしつこい焦げを放置していたのをどうにかしようと思い立ち、ちょっと気合を入れてやってみようと決心します。しかし掃除してみた結果、ちょっとでは足りないと即判明汗。そこでガッツリ気合を入れたバージョンでもやってみました。
そこでわかったことはすでに別記事にまとめました。
コンロ周り・電子レンジ掃除のやり方まとめ【ちょっと気合入れてやるとき編】重曹&ボンドが活躍!
コンロ周り・電子レンジ掃除のやり方まとめ【ガッツリ気合入れてやるとき編】塗料はがしと重曹ペーストを活用しよう
しかし上記2記事では、やってみたときの具体的なレポはできていませんでした。そこで今回こちらの記事で実験レポをまとめたいと思います!
上記2記事で試したのは次の2つの方法。
- ボンド
- 塗装はがし
これら2つに加え、専用たわしでもやってみたのでそちらも追加でレポします!
(2024.1.22追記)この記事を書いた後、別の方法も試してみました。暫定1位はそちらの方法なので、ぜひ以下のリンクからチェックしてみてください!
カインズのコゲ落とし洗剤でコンロの掃除!メーカーさんの努力を知るべきでした【バーナーリングの焦げ落としレポ】
ボンド
ボンドは1つのバーナーリングを2日連続+別のリングを1回の計3回チャレンジ。初日は時間の都合で万全な感じでできなかったのですが、期待できる予感がありました。そこで翌日リベンジ。順に過程をご紹介します。
コニシ ボンド 木工用速乾 らくらく750 750g #40300 価格:718円 |
ボンドで焦げ落とし|1回目
まず初日。一応ボンドにチャレンジする前に重曹ペーストを使ったりメラミンでこすったりしているので、↓これでも何もしていない状態よりは焦げが少なくなっています。
バーナートップと五徳を外して、ボンドをバーナーリングに塗ります。
↓が1時間半ほど経ったところ。まだ全然乾いていない汗
しかし上の方、焦げがボンドに滲み出している!?俄然期待値が上がります。
↓これで塗ってから6時間。しかもうちトータル30分ぐらいはドライヤーで温風を当ててます。それでも下の方はまだ乾いてません…。とりあえず、時間がないのでこれで剥がすことに。
剥がしてみると…。
うおー、付いてるぅ~!
若干生乾きのまま剥がしたせいか、完全にはキレイになりませんでした。しかし剥がしたとき艶消しっぽく見えたところ、触れてみると手が汚れます。
「これはこすれば落ちるのでは!?」
と、メラミンでこすってみたところ、粘り気が出た感じになっているところは汚れが落ちました。
というわけで効き目があったと一人で盛り上がったのですが、初めの写真と改めて見比べてみるとほとんど変わってないんですよ…。結局あまり期待できないということかと汗。しかしこれをやった直後はまだ見比べてなかったこともあり、翌日再チャレンジ。
ボンドで焦げ落とし|2回目
翌日、同じリングでリベンジ。初めに重曹パックを約1時間。
ペーストを取り除いてからボンドを塗ります。今度はできるだけ薄く。
そして乾くまで待ちます。待ちます。待ちます。…乾かないな??
結局薄く塗ったつもりでも乾くまで5時間ほどかかりました。
これでもまだすべて完璧に透明になっているわけではありません。しかしぼちぼち晩ご飯の用意のためこのバーナーを使わなくてはならず苦笑、剥がしてみます。
んー…。なんかイマイチ。このあとメラミンでこすってみましたが、ほとんど変わりませんでした。
結局、少なくとも写真ぐらいにしっかりこびりついた焦げにボンドは効かないのだと言えるでしょう。もう少し新しめの焦げなら笑、落ちるかもしれません。
ボンドで焦げ落とし|3回目
ならもう少し落ちやすそうなところで試してみよう!と最後のチャレンジ。使用頻度が低く、焦げのこびりつきがそれほど頑固ではないのでは?と思われるバーナーリングです。
初めに、焦げを軽く金たわしでこすって重曹やボンドがなじみやすくなるようにします。
次に重曹パックを約1時間。
重曹を拭き取り、ボンドを塗ります。
今回は乾くまで7時間近くかかりました…。まだ白っぽいところもありますが、触った感じ固そうだったので剥がします。
えいっ!
…んー。
やはりほとんど取れていません…。使用頻度が低くても、放置している時間が長いとしっかりこびりついてしまうのでしょうか…。
というわけで、ボンドで焦げを剥がす場合は状態しだいと言えるでしょう。そもそもボンドで剥がれるなら、ふつうにこすっても落ちるような気も…。紹介しといて言うのもなんですが、成功のお約束はできない感じです。
なお、1回目だけボンドに焦げが滲み出した理由は不明です。1回目は重曹パックもしていないので、重曹が残っていたとも考えられないんですよね…。
塗料はがし
塗料はがしは、ホームセンターのDCMさんのこちらのページを参考にしました。
いよいよ我慢の限界・・・ グリルの焦げが「つるん」となる裏技!
塗料はがしはバーナーリング2か所に合計3回使ってみました。それぞれレポします。
塗料はがしで焦げ落とし|1回目
元はこの状態。
まず少しでも落としやすくするため、重曹ペーストを1時間ほどパックします。
ペーストを取り除いてきれいに拭き取ったら、ハケで塗料はがしを塗ります。一応換気扇は回しておきました。
管理人は↓を使いました。こちらはニオイはきつくなかったです。
カンペハピオ 塗料はがし剤 水性タイプ 100ml 300ml 1L 価格:1210円~ |
商品によると思いますが、こちらは15~30分で剥がせるとあり、実際30分ほどで乾きました。
パッケージの裏には木べらなどで剥がすとあります。ちょうどいいへらがないのでベニヤの木片でやってみたところ…まったく役に立たないと即わかる感じ笑。先の引用記事にはまず金たわしでこするとあったので、試しにやってみると…
力を入れなくても落ちる!しかしリングに傷をつけたくないと思い、金たわしでは焦げの表面だけ落とすつもりで軽くこするだけにとどめて、
あとはメラミンで落としました。しかし元よりはだいぶ焦げも取れているとは言え、一気に落とすことはできず↓写真のところでとりあえず休止。
なお、本来の用途では塗料はがしは乾かして使うものではありません。塗ってしばらくおくと塗料が浮いてくるので、それを洗い流して塗料を落とします。本来の使い方に近い方法では落ちるのか?と思い、そっちのやり方も試してみました。というわけで、以下は2回目のレポです。
塗料はがしで焦げ落とし|2回目
1回目とは別のバーナーリングに使ってみました。上でボンドの3回目にチャレンジしたリングです。
まず、塗料はがしがなじみやすいように焦げを軽く金たわしでこすります。
その後重曹パックを約30分。
重曹ペーストを取り除いて塗料はがしを塗ります。
そして今回は、完全に乾いてしまう前、20分弱ぐらいで金たわしで軽くこすりました。
こすった後拭き取ってみると、若干黒っぽいものが付きますがそれほど焦げは落ちていないようです。
多少メラミンでこすりましたが、塗料はがしならではの効果は感じられませんでした。
やはりしっかり乾かしてからこすった方が効果が得られるみたいです。
塗料はがしで焦げ落とし|3回目
3回目は2回目と同じリングです。上の写真、2回目終了後の状態からスタート。まず重曹パックを30分。写真は省略します。今回はその後に軽く金たわしで焦げをこすりました。
その後塗料はがしを薄く塗り、完全に乾かします。
今回はごく一部がなかなか乾かず、結局2時間ぐらいかかりました。
塗料はがしが乾いて、つやつやした感じになっているのがわかるでしょうか。
金たわしでこすってみます。
↓上半分がこする前、下半分がこすった後です。赤い四角の中がこすった部分ですが、上はつやつやしているのが下ではつやがなくなっているのがおわかりいただけるでしょうか。そして下では焦げが落ちて形が変わっています。それほど力を入れてこすっていないので、塗料はがしを使った方が落ちやすくなっていると言えるでしょう。
全体をそっとこすった後、ペーパータオルで拭き取ってみました。
焦げが落ちているのがわかります。ただし金たわしによる部分が大きいのも事実。ちょっと比較で、塗料はがしを落とした状態で一部を金たわしでこすってみました。↓はその比較写真です。
上のBEFOREの写真も、すでに塗料はがしをこすり落とした状態です。塗料はがしが落ちた状態で金たわしでこすっても、下の写真ぐらいには焦げが取れます。やや力は入れ気味でしたが、塗料はがしの力だけでなく金たわしのおかげもあるというのは否めないと思います。試してはいませんが、塗料はがし×メラミンではここまで落ちないでしょう。
3回やってみて、塗料はがしで焦げや汚れを落とす場合についてわかったことをまとめましょう。
- 乾かしてからこすり落とすのが正解
- こする道具は金たわしが落ちやすい
- ただし完全に落ちるわけではない
特効薬とまでは言えないような気もしますが、とりあえず焦げを落としやすくするのには役立つと思います。
焦げ落とし用たわし
管理人は常々サンベルムさんの「シンク洗いタワシ」を愛用しているのですが、
先日ホームセンターで見かけたんですよ!サンベルムさんの↓こちらを。
コゲオトシタワシ サンベルム コゲ落としタワシ SANBELM [コゲオトシタワシ] 価格:297円 |
鍋用のようですが、焦げ落とし専用。絶対の信頼を寄せているサンベルムさんの製品。これは試したい…!
そう思って買ってきました。合計2回のチャレンジです。以下、レポです。
たわしで焦げ落とし|1回目
というわけで、このバーナーリングの焦げを落としたいと思います!右下の辺りを集中的にやります。
鍋のイメージもあり、とりあえず軽く濡らして5分弱ほどごしごし。
しかし…ほとんど変わりません。
↓見比べると、こすった部分はつやがなくなっています。焦げが削れている現れだとは思うのですが、さほど変わりません。それに、角度とか明るさによる違いの可能性も否めなさそうです。
このままこすればキレイになるだろうとは思うのですが、できるだけ短時間で済ませられる方法を見つけたい…。
そこで、今度はとりあえずたわしに少量の中性洗剤を付けてこすります。
…が、↓あんまり変わりません。
そこで今度は粉のままの重曹を少量かけて?乗せて?こすります。
しかし5分ほどこするも効果なし(写真は省略)。
そこで重曹パックを約30分、それからこすることにします。
今度はどうでしょう…!?
落ちてるぅ~♡
こちらもこすっている時間は同じく約5分。重曹パックに効き目があるのがよくわかります。
とりあえず1回目はこれで終了。重曹パック&焦げ落とし用のたわしは有望というのがわかりました。
たわしで焦げ落とし|2回目
ここで管理人の頭によぎったこと。
「塗装はがし×焦げ落とし用たわし」の組み合わせが一番いいのでは…?
塗装はがしが効くのは実践済み。また焦げ落とし用たわしも、金たわしほどリングを傷めないだろうしそれでいて効き目もある。
というわけで、現時点でのドリームチームの条件を組み合わせてやってみます。
- 塗装はがしを完全に乾かしてからこする
- 焦げ落とし専用たわしでこする
これで行けるっしょ!
というわけでスタート。たわし1回目と同じリングです。
塗装はがしを塗り塗り。
1時間ほどで乾燥。乾くまでの時間は、気温や湿度も関係ありそうですね。
下の方をこすります。ドキドキ。
結果は…!?
あまり変わりません…。マジか。拭き取ってみても、多少茶色になっていますがそれほどでもないですね。このまま上の方を金たわしでこすってみましたが、リングを見ても拭き取った紙を見ても効果の違いは一目瞭然です。
↓塗装はがし×金たわしによる部分、ビフォーアフター。
↓塗装はがし×焦げ用たわしの部分、ビフォーアフター。
見比べるまでもないレベルで、金たわしの方が焦げが落ちています。
結局、このあと金たわしとメラミンでこすりました。ただしメラミンもこすりすぎるとリング表面のコーティングが落ちてしまうので、下の写真のところでお終いに。
長期間放置したしつこい焦げを落とすには、塗装はがし×金たわし・さらにメラミンで仕上げが最適解というのがとりあえずの結論です。
でも本当の意味の最適解は、日々マメに汚れを拭いて焦げの原因を断つことですね。
いろいろな方法でバーナーリングの焦げ落としを試しましたが、全体のビフォーアフターはこんな感じです。
一番時間と手間が少なくて済むのは、「塗装はがしを完全に乾かして金たわしで軽めにこする→メラミンで仕上げる」方法です。次におすすめなのは、重曹ペーストでパックしてから焦げ落とし用たわしでこする方法ですね。
そのほか、まとめを読みたい方は以下のリンクからどうぞ。
コンロ周り・電子レンジ掃除のやり方まとめ【ちょっと気合入れてやるとき編】重曹&ボンドが活躍!
コンロ周り・電子レンジ掃除のやり方まとめ【ガッツリ気合入れてやるとき編】塗料はがしと重曹ペーストを活用しよう
なお金たわしの方が落ちたからと言って、サンベルムさんの焦げ落とし用たわしがダメということではありません。頑固過ぎない焦げにはめっちゃ有能です。うちも購入後、鍋の焦げ落としにバリバリ使ってます。それに金たわしは傷が付くリスクがあります。そこは自己判断でお願いします。そして専用のたわしならその辺も安心です。
まとめ
というわけで、コンロの焦げ落としレポでした。ともかく今回実感したのは、「そもそも焦げをそのままにしない、焦げを作らない」ことが一番ラクということです。それに気付いて以来、管理人は日々料理のあと天板を拭くときにはバーナーリングとバーナーキャップを拭くようになりました。3か所拭いても、余計にかかる時間はせいぜい30秒かそこらです。焦げたときまとめて落とすより、絶対そちらの方がラクです。皆さんにもそちらをおすすめします!
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